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初・順天堂医院産科へ

初・順天堂医院産科へ

(38歳妊婦が2021年9月に出産するまでの体験記です。)

心拍が無事確認でき、新たな心配ごとが生まれた。

産院選び。

当初は、ケチな性格ゆえ最低限の費用で済む場所を選ぶことしか眼中になかった。

しかし3人産んだ母、そして3人産んだ妹に相談してみると、

「おねえは性格的に痛みには耐えられないから無痛分娩やってるところがいいよ」

と、家族だからこその遠慮ないコメント。

「それにNICUは必須。子どもに何かあったときに、子どもだけ別の病院に搬送されて面会もできなくなるからね」と。

なるべく自宅至近でそれらが可能な病院、となると、自然と選択肢は限られた。

順天堂医院か、東大病院。

なるべく自力で、できるところまで自然分娩でがんばってみたいという思いから、24時間麻酔科医がいるという順天堂医院に絞った。

順天堂医院では、8週以降で子のサイズが確認できれば分娩予約が取れるとか。

ウェブサイトを見ていると、どうも人気らしい。私の出産予定日は9月末。その2週間前まで、もう予約が打ち切られている。安定期でもないのに予約を済ませるような、激戦の世界なのか。

念のため、病院に電話してみた。

「8週目でしたら、お越しいただいて診察を受けられたあと、分娩予約を取ることが可能ですよ。」

明るく穏やかな電話応対に、こちらも焦りがすっと消えていった。

「自然なかたちで出産したいので、なるべく促進剤などに頼りたくないのですが」

と心配ごとを切り出してみると、

「ウチはなるべく自然なかたちを優先しており、大丈夫ですよ」

と温かい返事。

「いま通っているクリニックの、次の健診は来週です。紹介状を今すぐ取れないのですが、来週以降まで待つと予約が埋まる可能性はありますか?」

「いったん予約が埋まってしまったらお受け入れすることはできなくなってしまうので、紹介状なしでもご来院なさってはいかがですか?紹介状は同月中にお出しいただければ、いただいたお金は返金できます。」

翌朝8時。

予約はできなかったので朝一番に病院に到着した。

夫も、出社しなくてはならない時間までは、付き添いで一緒にいてくれた。

初診手続には40分ほどかかった。紹介状を持っていなかったが、当月中に提出すればやはり8,250円は返ってくるとのことだった。

その後、梅の絵のエレベーターに乗って、4階4Bの産科へ。

産科待ち合いスペース

問診票に、趣味、信条を書く欄があり、考えさせられた分、時間つぶしになった。

待つこと約1時間、9:50ごろ名前を呼ばれた。一旦、夫を待ち合いに残して一人で内診を受けた。

その後、夫も呼ばれて一緒に医師の話を聞いた。その場で分娩予定日を確定し、医師が分娩予約を入れてくれた。あれだけ産院選びに頭を悩ませていたのに、あまりにもあっさりと終了してしまい、拍子抜けしたと同時に、ふーっと肩が軽くなった。産院選びがかなりのストレスだったようだ。

このあと、助産師さんとの面談で、今後の流れを確認した。重要な点は押さえながらも威圧感をまったく感じさせない柔らかな雰囲気の方で、心がほどけるようだった。

健康面での心配点も見当たらないため、今後はセミオープン制度を利用する。つまり、毎度、順天堂医院に通う必要はなく、自宅に近い産婦人科を受診することとなる。

次にここに来るのは5月。20週目だ。

11時。会計も済み、全て終了。所要時間は約3時間だった。

帰るころには、初診受付も、会計も、待合室も、信じられないほど混雑していた。

朝一番に行ってよかった。

20週目の健診についてはこちら
順天堂での出産記録についてはこちら

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この記事を書いた人

1982年生まれ、A型。会社員。2014年よりドイツに3年半、マレーシアに2年半、駐在員として海外で働く。2020年10月、コロナ禍の中、本帰国。現在はドイツ人の夫、2021年生まれの娘と、都内で三人暮らし。
趣味は朝ヨガ。好きな食べ物はダークチョコレート。

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