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「生涯独身。子どもはいらない」と思っていた私が、妊娠するに至るまで④

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40歳になり、娘ももうすぐ2歳。
このタイミングで、結婚、妊娠、出産までの自分の変化を振り返ってみようと思います。
前回の記事はこちらです。

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目次

経済面、キャリア、環境?条件が整う瞬間とは

子どもを考えるようになったとき、私は37歳、海外駐在員歴は6年目でした。
31歳時点で貯金ゼロだった私も、人並みに貯金する習慣を身につけ、金銭的な不安はなくなりました。この会社での働き方にもすっかり慣れて、仕事以外の、人生の大仕事を引き受ける心の余裕もできていました。
夫はビザの関係で一時的に主夫とはなったものの、もとは、生徒の信頼の厚いドイツ語講師。ビザの制約さえなければ場所を選ばず働けるスキルの持ち主です。

年齢としては今が妊娠できる最後のタイミングでしょうから、今決めたことが一生の決断になります。
出産・子育てに向けての条件はさまざまあれど、結局は30代後半というタイムリミットが一番の決め手になるのかもしれません。

「これがラストチャンス。あなた、本当に産まなくていいんですね」と言われると、急に「いや、ちょっと待って」と言いたくなってしまう。

「子どもはいらないかも」と言った夫

あるとき彼の思いを聞いてみたところ、予想外の答えが返ってきました。

夫「今は子どもをもちたいと思っていない」

軽くショックを受けました。自由気ままな私が言うならまだしも、お人よしで家族を大切にする彼からそのような言葉が出てくるとは夢にも思わなかった。
理由を尋ねてみると、マレーシアで出会った子どもたちや親、生活環境にふれ、「自分が子育てしたいのは今ではない」と思ったとのこと。
加えて、彼は現在主夫。「自分自身が経済的に安定していないと、子どもについては考えられない」とも言っていました。

自分だけ条件が整っても先には進めない。
自分が迷っている時に、相手が答えをもっているとは限らない。

子どもをもつことと、夢がつながった

彼との同居生活が半年過ぎたあたりから、「日本に帰ろうかな」と思うようになっていました。自分だけだったら、数年後にどこにいるかわからない暮らしも楽しい。けれど、家族にとっては負担になるからです。
本帰国したら、自分の給料は、確実に大幅減。でもそれと引き換えに夫が働けるようになる。働き手が2人いれば、私にもしものことがあっても安心できる。

このとき、仕事中心だった私は変わり、会社に尽くして生きる自分と決別したように思います。
そうしたら不思議なもので、新たな夢ができました。

「家族で日本の暮らしを5年ほど楽しんだら、次はまたドイツに引っ越そう」

ドイツでの3年半はとても楽しいものでした。当地でやりたいことはまだまだあります。そしてその時は子育てしながら住んでみたい。いまさら気づいたのですが、私が子育てにネガティブだったのは、母にも子にも自己犠牲を強いられるイメージのせいでした。

夫と暮らしていて、あるいはドイツで暮らして気づいたのは「そんなに一人で気負わなくても大丈夫」。毎食、一汁三菜で構成される完璧な食事を作る必要はなく(朝と夜は、パン・ハム・チーズ・野菜を出しておけばOK。全部スーパーで買える)、芸術的なお弁当を作る必要もなく、幼いころから塾に通わせる必要もなく、長時間労働で疲弊することなく、家族の時間を堂々と楽しむことができ(社員の労働時間は厳しく管理されており、会社の飲み会もない)、さらに子どもが存分に体力を発散できる芝生の公園が家のすぐそばにある社会が、そこにあったのです。

私は、まだ産んでもいないのに勝手にプレッシャーを受けていたのでした。そこへ「そんなふうに生きなくていいんだ」と断言してくれる夫や社会があり、「それなら私もできる」と思うようになりました。

まとめ

子どもをもつかどうかは私には大問題でした。
「子どもをもたない」と夜な夜なグーグルの検索バーに打ち込んだ回数は数知れません。

自身のこれまでの生き方や、好きな過ごし方、価値観、人生でやりたいことを、時間をかけてじっくり考え、パートナーともさんざん話した結果、今に至っています。(なんでも自分で体験してみたい性分も大きく関係していると思います。)

私は子どもを産みました。でも産まない選択もあると思っています。大切なのは、周りではなく、自分の声を傾聴するということです。
私のエピソードが、ご参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

1982年生まれ、A型。会社員。2014年よりドイツに3年半、マレーシアに2年半、駐在員として海外で働く。2020年10月、コロナ禍の中、本帰国。現在はドイツ人の夫、2021年生まれの娘と、都内で三人暮らし。
趣味は朝ヨガ。好きな食べ物はダークチョコレート。

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