先日マタニティフォトを撮ってきましたので、その様子をご紹介します。
マタニティフォトとは
大きなおなかの妊娠中の写真を、記念に撮ることです。
大きくなりゆくおなかを、毎月、自宅などで撮る方もいます。
私たちは、スタジオで1回、撮影しました。
マタニティフォトを撮ろうと思った理由
自分がマタニティフォトを撮るなんて、最初は頭の片隅にもありませんでした。
しかし妊娠5か月ごろ、ドイツにいる、夫の妹の子どもたちに「おなかが大きい写真が見たい」と言われて考えるようになりました。
日本とドイツ。遠く離れている上に時差もあり、家族の時間は取りにくい。
だからこそ、私たち夫婦が健康で楽しくやれていることを伝えたい。
ドイツの姪っ子たちだけでなく、夫のおじいちゃん、おばあちゃんはスマホも持っていなく、写真を送ったら喜ばれるに違いありませんでした。
「マタニティフォト、撮ってみようか?」
夫に相談したところ、「そうだね」と賛成してくれました。
スタジオ探し
フォトハグ・マタニティというサイトで探しました。
私たちの希望はシンプルで、ドイツの家族に送れる画像データが1つあればよいというものでした。それが満たせそうな写真館ピノキオにお願いすることに決めました。
当日の様子
妊娠32週目、朝から日差しの厳しい真夏の週末に、夫と一緒に行きました。
スタジオには妊婦用の貸衣裳があり、選んで着替え。その後スタッフの方が、花冠を私の頭につけてくれました。夫も自前の服を持参し、現地で着替えました。
撮影は非常にスムーズ。
女性カメラマンが明るい雰囲気を作りながら、ポーズを次々と、流れるように指示してくれます。また写真映りがよくなるよう、「少しあごを引いてください」「手はこのようにしてください」など細かくアドバイスしてくれます。
背景は3パターン。白、黒、そしてドライフラワーを飾った窓枠の前。
背景が変わると、印象もぐっと変わります。
全部で何点撮ってくれたでしょうか。はっきりと覚えていませんが、30~40枚は撮ってくれたのではないでしょうか。
その後、元の服に着替えを済ませたら、写真の選定です。
「1枚あればいい」と思っていた私たちですが、決めきれず3枚にしました。
ここまで、所要時間は1時間弱でした。
費用と納期
1枚あたり3,900円ですので、3枚選んだ私たちは合計11,700円払いました。
写真は約2週間後に、私のメールアドレスに届きました。
L版現像用の高画質のものと、メールの送受信に便利な低画質のものと、1つの写真につき2種類のデータが納品されました。
それらを携帯に保存して、ヨドバシカメラで現像。
和風のメッセージカードに写真を同封して郵便局へ。
携帯をもっていないおじいちゃん、おばあちゃん用です。ドイツへのエアメールは110円でした。
やってみた感想
撮影そのものが、まずとても楽しかったです。
それに、私たちには子どもは1人だけになると思いますので、大きなおなかを記録できるのも、最初で最後。もともとはドイツの家族のためにやろうと思い立ったことでしたが、結果的には自分たちへのプレゼントにもなりました。
私たち夫婦は今、自宅に、自分たちの写真を2枚飾っています。
1枚は、まだつきあっていた頃。私がドイツからマレーシアに転勤する前日に撮ったもので、遠距離恋愛が始まる直前の1枚です。そしてもう1枚は結婚式。
今回のマタニティフォトは、結婚式以来の記念撮影となりました。
結婚前、結婚後と、2人が歩んできた道を1枚ずつ飾っていくのも素敵だなと気づきました。
そして撮影の帰り道には、お宮参りが話題に上がりました。
というのも、スタジオには和服の貸衣装もずらりと並べられており、それが私たちの夢を思い出させたのです。
私たちはドイツで結婚式を挙げましたが、実は2人とも和装でも写真を撮りたいと思っていました。しかしながら結婚式を挙げたあとマレーシアで新婚生活が始まり、日本に本帰国したのはコロナの真っただ中だったため、すっかりタイミングを逸したまま、ここまで来てしまいました。
だから、子どもが生まれてお宮参りに行く時は、3人で和装で写真を撮りたいねと。
華やかな和装ならドイツの家族たちもまた喜んで見てくれるでしょうし、私たちにとっても、新しい記念になるのではと、楽しみにしています。