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つわり時の食生活

つわり時の食事

クリニックで2時間かけて点滴を打ったことについて、「ムダな時間とコストをかけてしまった」と感じ、つわりと正面から付き合おうと決めた。ひとことで言えばこれは、今までのお気に入りの生活スタイルと、しばしお別れすることだった。

ポイント

空腹すぎても、食べすぎても、気持ち悪くなる。
24時間、腹3分目〜7分目をキープすると比較的、気持ち悪さが抑えられる。

まず生活リズムを見直す

Before:
・食事は一日3回。8時、12時、19時。21時以降は太るので食べない。

After:
・空腹を感じた時が食事タイム。たとえそれが夜23時や朝5時であっても、勇気をもってなにか口にする。これがなかなかにツライ!今までは夜遅くに何かを口にするなんて考えられなかったけれど、やるしかない。さっき歯を磨いたばかりなのに、また食べ物を口に入れなきゃならないのも、やな感じ。絶えず何かを食べていたら歯に悪いんじゃないか、という心配も襲ってくる。今までの生活に固執していたらストレスばかり溜まってくるので、今までを忘れるのが一番。

量を見直す

Before:
・朝はライ麦入りのパンとコーヒー
・昼は炭水化物をガッツリ
・夜は肉と野菜をたっぷり
After:
・朝:一度目は、りんご半分。二度目は、ヨーグルト、クッキー数枚、カステラなど。
・昼:一度目は、小さなサイズのうどんや雑炊、焼き芋半分など。二度目は、じゃがいも、小さなドーナツ、チーズをのせたライ麦パンなど。
・夜:一度目は、肉、魚、野菜などを、いつもの半分ほどの量で。二度目は寝る1時間前に、ちりめんじゃこを混ぜたひと口大のおにぎりなど、腹もちのよいものを。
・朝方:トイレのために目覚めた日は、ついでにコップ一杯の水、そしてかんたんなものをひと口。最初はクッキーなど目につくものをつまんでいたけれど、健康を気にしてライ麦パンに変更。
これも、妊娠という大義名分を得て、四六時中なにかを食べていても今なら許されるという点では、悪くないじゃないかと一瞬思ったものの、これまでの量を満腹まで食べることができない日がずっと続くと次第に気分が落ち込んできた。胃はどうせムカムカしているので、心が飢餓状態に陥った感じだ。食事は、内容と、「食べた~!」とおなかをさすれるほどに満足な量、という2つの要素により、人に幸せをするのだと痛感した。

とにかく水分

点滴が必要になってしまったのは、「水がまずい」と言って飲むのを遠ざけたことが原因だと思っている。つべこべ言わずに、数時間おきにコップ一杯ぐっと飲む。あるいは、難しいときはスープとして水分をとったり、ヨーグルトドリンクや、ジュースや、炭酸水や、お茶や、何が飲めるか模索しながらも、とにかく飲む。いろいろなウェブサイトでも「妊娠初期は、栄養ある食事をそれほど考えなくても子は育つから、気にしすぎなくてよい」と書かれているので、水分摂取が、健康維持の最重要ポイントと思う。

そんな感じで、おなかがすくと発作のようにこみ上げてくる気持ち悪さを、少量の食べ物とともに胃の下へ押し戻す生活が続いた。

うまくいく日もあるし、少量を食べても気持ち悪さがまったくおさまらない日もある。
その時々で、食べられるもの、食べられなくなったもの、そして不思議なことに、一度は食べられなくなったのに、また食べられるようになったものもある。
少量を数回という生活に嫌気がさして、いつもの量を思いきり食べ、あとで半日以上、胃もたれに苦しむ日もある。体の声を聞こうと努力しても、結局吐いてしまうこともあった。
いつまで続くんだろう。普通に食べたいなあ。
いずれ終わりがくることだとわかってはいるけど、何を食べてもおいしくなく、何のために生きているかわからないとか、家族にむちゃくちゃ言わせてもらった。
母は「まあ、もうちょっとやね」とさすがの貫禄で返してくれて、なぜか安心できた。
3児の母である妹は「つわりなんてどうしようもないよ!没頭できるもので、忘れるしかない」と具体的なアドバイス。(なのでブログを書いています。)
夫は「ありがとうね、たくさんがんばってくれて」とハグをして、必要だったら気のすむように泣かせてくれる。

支えてくれる周囲に感謝。
もう少しだと信じてがんばろう。

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この記事を書いた人

1982年生まれ、A型。会社員。2014年よりドイツに3年半、マレーシアに2年半、駐在員として海外で働く。2020年10月、コロナ禍の中、本帰国。現在はドイツ人の夫、2021年生まれの娘と、都内で三人暮らし。
趣味は朝ヨガ。好きな食べ物はダークチョコレート。

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