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いざ箱根へ③雪月花別邸 翠雲 マタニティプランの朝食

2021年5月末。新型コロナは収まらない。おなかが大きくなるのも待ってくれない。迷ったけれど、夫婦の思い出作りに、雪月花別邸 翠雲にマタニティプランで泊まりました。今回は食べ物編・後編。朝食について書きます。前回の記事はこちら

朝食の時間は、7:30~、8:00~、9:00~の3部制。前日、夕食を終えた際に希望を聞かれます。私たちは8時を選択。混み合う時間帯のようで、ひょっとしたら食事の提供に時間がかかるかもしれないと事前に案内をいただいたものの、実際はそんなことはなく大変スムーズでした。また和朝食、洋食を選べます。宿のおすすめは和朝食とのこと。私たちも、せっかくお宿に来たならばと、もともと和朝食一択でした。

朝8時。昨日の夕飯の量が効き、正直おなかが空いていない。普段の食が細すぎるのか、つわり明けからそう日が経っていないから。9時にしておいたらさすがにおなかも鳴ったかな?など自問しながら、苦しまぎれにストレッチなんかして、地上階の朝食会場に向かいました。

そんな朝食メニューがこちら。これは通常版で、妊婦向けはこれにアレンジが加わります。

まず目覚めの一杯として、ヨーグルトドリンクか、オレンジジュースを選択。その後、朝食の準備が始まります。

オレンジジュース、ノンカフェインのあずき茶、豆腐を作るお鍋、そして網焼きが置かれました。豆腐はスタッフが火をつけてくれ、温かいできたてを食べられます。
まもなく食事が運ばれてきました。右の真ん中は、ごはんのおともに私が選んだ、岩のりの佃煮。「ごはんですよ」と同じ味かな?という予想に反してピリ辛でした。右横に木の箱が映り込んでいますが、ここにも食事が入っています。

魚はアジ、鮭の2種。既に火は通っていますが、好みで網の上に置いてあぶることができます。こんがり焼き目がつくと香りも立っておいしさ倍増。

3つの引き出しがある組箱の中身はこのような感じ。各段でマタニティプランが発動しています。
上段。いくらおろしが、マグロの角煮に変わっています。

中段。サーモンがハムに変わっています。

下段。イカの代わりに、きのこと山菜になりました。

最後にデザート。フルーツのジュレ掛けと、パンナコッタ。デザート、また2種類。フルーツもスッキリとしておいしかったけれど、ミルク感の濃いパンナコッタが気に入った。おなかとしては満腹以上なのに、食べてしまいました。お茶も温かいものを出し直してくれました。

普段の朝食は、薄切りのライ麦パン一切れ、カフェラテ、フルーツ少々が基本セットという私たちにとって、この朝食は豪華以外の何物でもなく、全部は食べきれませんでした。でも、自分の料理では栄養バランスが心配な時もあるけれど、ここで一気にチャージできたように思います。

食事編はここまで。続いて客室のアメニティのご紹介。
アペレスというオーストラリアのブランドの石鹸、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディローションがありました。

加えて、クレンジングクリーム、オールインワンジェル、フェイスソープもあり。

歯ブラシ、ヘアブラシ、ヘアゴムなども一式あり。

一泊くらいお気に入りのスキンケアでなくても大丈夫という方なら、手ぶらで来て問題なさそうです。服についても、浴衣、館内着、パジャマがあり、これも自前の服を持参する必要はなかったです。個人的には館内着はありがたかったです。浴衣ももちろんトライしましたが、おなかが大きいせいか帯を巻くのが苦しかった。その点、ゆったりとしたシルエットの館内着は、着心地も、着脱もラクでした。ラクといえば、このお宿ではエレベーターや廊下まで畳仕様。親指が分かれた足袋タイプの靴下を履いて、スリッパなしで館内を移動できたのもよかったです。

朝食後、もう一度ゆっくりと部屋のお湯につかって、宿を出発しました。
温泉、最高。夫婦最後の思い出作りのはずだったけど、出産まであと3か月あると思うと、もう一度どこか行けないかな、なんて思ってしまいます(夫はこれが出産前最後と言っていたけれど)。
なお、たまたまスパのスタッフの方と話すチャンスがあり、聞いたところ、妊娠8か月で、最後のタイミングで来るお客さんも多いんだとか。「出産したらなかなか行けないから」とスパを利用する妊婦さんも少なくないそう。特に頭や肩なんかは凝りやすいですからね、とお話しされていました。

行ってみてどうだったか
・温泉だけでなく箱根の自然に触れ、リフレッシュできた
・この旅行が夫婦二人のモチベーションになり、そこまで仕事や妊娠生活をがんばれた

こうして挙げてみると「2人でいられる最後のチャンスだから」は私の旅行の口実で、実際のところ私たち夫婦にはあまり関係なかったかもしれません。コロナ禍の「~してはいけない」「~は避けましょう」という、抑圧的な生活の中でのしばしの息抜き。心の解放の効果も大きかったかな。出されるだけ食べてしまったので、果たして温泉旅行って健康なの?という疑問はありますが(食い意地が張っているので、そこにあったら食べてしまう自分の性分は棚に上げる)、また温泉に行きたいです。

余談ですが、今回の宿泊代は私がもちました。この半年間、夫は家事も仕事も、私のつわりの世話もがんばってくれたからです。体の変化に折れそうな私の気持ちにも寄り添ってくれて、感謝を表したかった。毎朝りんごを切って、朝食を準備して、洗い物をして、洗濯物を一緒に干して、週に1度は念入りに掃除機もかけた上で出社する。帰宅後も、夕飯のあとは必ず食器を洗ってくれる。しかもそれは、仕事も大きなプレッシャーを抱えたタイミングとばっちり重なっていた。そんな中、私の家事といえば、散歩ついでの買い出しと夕飯の準備、そしてささっと掃除機だけ。もともと、家事は半々という考えの人だったけれど、これは半々どころではない。どれだけありがたく、愛情を感じたか。今回の旅行が、彼にとっても大きな一休みになっていたらいいなと願います。

以上、箱根温泉旅行マタニティプランについてでした。参考になればうれしいです。

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この記事を書いた人

1982年生まれ、A型。会社員。2014年よりドイツに3年半、マレーシアに2年半、駐在員として海外で働く。2020年10月、コロナ禍の中、本帰国。現在はドイツ人の夫、2021年生まれの娘と、都内で三人暮らし。
趣味は朝ヨガ。好きな食べ物はダークチョコレート。

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