いつ仕事を再開するか。
私は、子どもが1歳のタイミングにするか、4月にするかの二択で検討しました。
出産前は「小さな子どもとのかけがえのない時間だから、1歳まで育休をとる」としか考えていませんでしたが、結局それよりはずいぶん早く職場に戻りました。
なぜ4月にしたのか。
・娘が生後7か月のタイミングで、外に出してもよいと思えた
・自分の体力も、働けるほどに戻ってきた
という前提もあった上で、いくつか決め手がありました。
一年でもっとも保育園に入れやすいのが4月だったから
4月はみんないっしょに学年が上がるので、ゼロ歳児の枠が一気に空きます。
そして保育園に入りやすいタイミングで入れるメリットはたくさんあります。
ぱっと思いつくだけでも以下のようなことが、私にはメリットでした。
・親が気に入った保育園に行ける可能性が上がる
4月以外の入園では枠が空いていない、空いていても1人などということもあります。私の場合は7件の希望を提出し、第2希望の園に決まりました。結果には満足です。
・たくさんの保育園に見学に行かなくて済む
私は「徒歩圏内」という条件で絞り込み、10件見学しました。
・待機児童になることで発生する手続やストレスを回避できる
たとえば職場への復帰時期見送りのやりとり。それに、保育園決定の通知が区役所から届くのを待ちながら過ごす日々もストレスです。
・費用
認可保育園に入れる可能性が上がるためです。
(区が認証保育所などへの保育料を助成している場合もあります。台東区の場合)
1歳を迎える前に保育園に入れたいと思うようになったから
それには2つの理由がありました。
・家よりも保育園のほうが、子どもが多くのことを学べると思った
子どもと数カ月過ごしてみて疑いが確信になったのですが、私は一日じゅう子どもの世話をし、保育士並みの豊富なアイデアで子どもと遊べるタイプではありませんでした。ならばプロに任せようと思うようになりました。
・「ゼロ歳で保育園に入れることにはメリットしかない」と、以前ある保育士さんに教わった
産後すぐに一週間滞在した綾瀬産後ケアでは、育児についてなんでも相談できました。そこで保育園をゼロ歳で入れることについて保育士さんに相談したところ、以下のようなことを教えていただきました。
・小さなうちから、たくさんの人に囲まれることに慣れる
・ゼロ歳児は3人に1人の保育士がつくので、手厚く面倒を見てもらえる
・デメリットは、菌やウイルスをたくさん家に持ち帰ってくることくらい
当時、7か月の小さな赤ちゃんがもう自分の手を離れて保育園に行くことを寂しく思っていた私は、これを聞き180度変わりました。我が子が早く人や社会に慣れ、社交的であることは、私にとってそれほど重要だったからです。これに加えて、実際に保育園が始まってみると、「離乳食を、保育園と二人三脚で進められる」「子どもの生活リズムが築かれる」「育児での困りごとを先生に相談できる」「毎月健康診断が受けられる」など、メリットがまだまだ出てきました。(綾瀬産後ケア滞在記はこちら。)
職場復帰を早めて、キャリアの空白期間を減らしたかったから
私の勤務先では、年度の途中で休んだり復帰したりすると、どうしても評価には結びつきにくいようでした。産休に入った1年、そして育休明けの1年の計2年を棒に振るのはイタイ。その点、年度始まりの4月に戻るのは、キャリアの面からもメリットでした。職場も新たな一年の計画や目標が設定されるタイミングで、復帰しやすかったです。
復職までにやったこと
続いて、復職までにしたことをご紹介します。
生後4ヶ月を迎えると、子の生活リズムも安定してきます。土曜日の数時間、子を夫に預けて自分は外出することも可能になってきました。また4月に慣れ保育が始まると、子どもは保育園に通いながらも自分はまだ復職していないという自由な時間が、平日に生まれます。仕事を再開したらなかなかできなくなることをこの期間にぜひやっておきたいですね。
・引っ越し
子どもが4か月の時に引っ越しました。同じ区内につき保活に影響はありませんでした。
・箱根旅行
日曜日~月曜日に、友人家族とともに1泊。夫は一日有休を使いました。
・矯正歯科選び
4件回って方針や費用を確認し、お任せする場所を決めました。これはそこそこ時間がかかったので、まさに自由なうちにやっておいてよかったです。
・友人との食事
新宿ヒルトンホテルのランチブッフェに。最後に会ったのは私の海外赴任前、加えて新型コロナもあり、なんと8年ぶりの再会でした。
・ひとりランチ
浅草今半や、銀座のスペイン料理店エスペロなど以前から行ってみようと思っていた場所、カフェやベーカリーなど夫が興味のないジャンル、ベビーカーでは行きにくいお店などに自由に行きました。
以上、復職のタイミングと、復職前にやったことでした。
ご参考になれば幸いです。