区が主催する両親向けの学級に参加しました。
写真・動画撮影NGのため画像はありませんが、とても有意義だったのでブログに残します。
どんな感じか気になっている方のご参考になれば幸いです。
学べること
人形を使った体験
・オムツ替え
・沐浴
・赤ちゃんの抱き方
講義
・赤ちゃんはどのように母体から出てくるのか、骨盤模型を用いた説明
・出産直前の体の変化(陣痛・出血・破水・胎動)と、そのときパートナーはどう支えるべきか?
・病院に連絡するタイミングは?
・出産前後の心身トラブルと、パートナーの支え方
・区の支援内容の紹介
・赤ちゃんの止まらない「泣き」への理解・対処方法と、揺さぶりが及ぼす悪影響(ビデオ)
その他
・参加者の交流タイム15分
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、パパが行う「妊婦体験」や「赤ちゃんの着替え実習」は現在中止。
学級の様子
・講師
実際に病院などの現場で活躍されている助産師が、実際にあった例なども織り交ぜながら、わかりやすく話してくれました。
・体験
全員がよく見えるよう、参加者を2グループに分け、最初にお手本を見せてくれます。
その後、パパを中心に、全員が体験。
中にはさっそく人形をベビーバスに沈没させるパパもいて、話を聞いて理解したつもりでも、やってみると忘れてしまっていたり、できなかったり。私の夫も、自分の番が回ってくると緊張で汗をかきながら、真剣に取り組んでいました。講師の助産師は、全員を終始温かく指導してくださり、最後に必ず「質問はありますか?」と促してくれました。
・参加者
コロナの影響で参加者数をしぼっているものの、14~16組とのこと。
7月出産予定(=出産2か月前)の方の参加が多かったです。
・交流タイム
コロナ禍での開催となり、希望者のみ残って自由に話す形式でした。
ほとんどの組は帰ってしまい、残ったのは私たち夫婦と、もう一組のご夫婦だけ。でもそこは同じ境遇の者どうし。
「保育園はいつから入れる予定ですか?」
「父親の育休はどのタイミングで取ろうと思っていますか?」
「コロナ禍でどのようにストレス解消していますか?」
「赤ちゃんのための買い物はもう済ませましたか?」
お互い9月出産予定ということもあり、あっという間の15分。コロナ禍で、対面で人と話す機会がすっかり減ってしまっていたので、新鮮でした。
感想
・貴重な機会
新型コロナにより、病院主催の学級がほとんど中止となる中、プロの指導を受ける機会を作っていただいた区に感謝。インターネットで情報を収集できても、やはり自分の手でやってみるのは雲泥の差。講師から直接話を聞くことで理解も深まります。
・学級の主旨は、父親の主体性を引き出すこと?!
体験では、主に父親が手を動かし、母親がそれを補佐する形でした。講義中も、「ここは、パパは重要なポイントですよ!」という声かけが何度もあり、自分ごとであることを意識させるシーンがありました。
仕事の忙しい夫に「手伝って」と言えないばかりに産後うつになってしまった女性の例や、そうなる前にパートナーはどのように支えればよいか、そして泣き声にいらつき、赤ちゃんを激しく揺さぶることでどのような障害を引き起こすのかに至るまで、細かく説明がありました。
両親ともに勉強になる内容であることはもちろん、なるほどこれはママたちの声を代弁する学級なのだと思わせる構成でした。
・最近の問題についても知ることができる
携帯、タブレット、テレビの多用に関する注意喚起がありました。
料理の時、子どもに静かにしてほしい時、つい動画に頼ってしまいますが、それは視力や運動能力の低下だけでなく、ブルーライトのせいで寝てくれない原因にもなる。2歳まではなるべく動画は見せないように、とのお願いでした。
私も2年半のマレーシア生活で、そんな家族をイヤというほど見てきました。家の中、レストラン、ショッピングモール、スーパーのカートに子どもを乗せている間、常に動画がかかっている。ベビーカーにタブレットホルダーをつけている家庭もありました。さらにマレーシアの場合、ノイズに対する感覚が違うのか、イヤホンは使わず、消音にもせず、音を出したままそれをします。
音に敏感なドイツ人である夫は「気になる」を通り越して毎度怒っていましたが、怒るのもバカらしくなるくらい、そんな家族に遭遇しました。
区がこうした注意喚起を行うということは、日本でもこのように動画を多用し、子どもの成長に悪影響を及ぼしている現状が問題になっているのだとわかりました。
中立的な立場から、子育てでぜひ取り入れてほしいこと、しないでほしいことを、直近の傾向を織り交ぜながら話してもらえて、印象に残りました。
以上、2時間半が短いと思える、充実した時間でした。
今後もこうした機会があればぜひ参加したいです。
申込方法
・区役所のウェブサイトより申込
台東区の場合はこちら
申し込み後、抽選結果が通知されます。出産時期の近い方が優先されるため、週数があまり早すぎると落ちる可能性があるとのこと。私は勇み足すぎて、妊娠4か月で応募したときは外れましたが、翌月は当たりました。必ず受けることはできると思いますので、体調と相談しながらぜひ応募してみてくださいね。