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つわりを乗り越えたら、ごほうびレストラン!「La Bettola da Ochiai」

東京、銀座。正確には京橋にあるイタリアンレストラン、ラ・ベットラ・ダ・オチアイ。
東京に帰ったら、ここに絶対に行こうと決めていました。
夫は「せっかく日本にいるなら、イタリアンより、うまい和食を食べに行きたい」派。
でも今回は、私の希望でいきたいと思います。

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このお店を知ったきっかけは、ドイツ生活

このレストランを知ったきっかけは、さかのぼること6年。
2014年、仕事でドイツのデュッセルドルフに赴任しました。自炊しない前提だった私は、お茶碗も菜箸も持たず、ほぼ手ぶらでドイツの地を踏みました。ところがドイツは、東京のように日常的に外食できる場所ではありませんでした。コンビニも定食屋もない。日本食屋を除き、一人でレストランに入る習慣もない。そして外食すれば一度で3千円、4千円が飛んでいく。
普段は家で作って食べるのが基本の国。

いたしかたなく自分もスーパーに出かけてみる。すると驚いた。
日本で高いはずの食材が、安い!
パスタも、ハーブも、お肉も、チーズも、オリーブオイルも、マッシュルームも、その他の洋野菜も、とにかく安い!
これは、料理ド素人の私も、思いっきり失敗できる環境なんじゃないか。

そこで友人に「私でもわかるような、洋食をテーマにしたレシピ本を送ってもらえないか」と頼んだ。それが、落合務シェフの本でした。

この本は、レシピの量は多くない。けれども基本や理屈がしっかりと書かれている。文章もわかりやすく、写真も多い。そして作ってみたら難しくなく、本当においしい。なんといっても、イタリア料理に必要な材料や調理器具がここならすぐに揃う。

私のドイツ自炊生活を助けてくれ、かつ楽しませてくれた大切な本なのです。
(欧州で暮らすならぜひ持って行ってください!)

実店舗に行きたい!

まだ私がドイツで暮らしていたある時、日本の同僚と電話する機会があり、たまたまこの本の話になりました。するとその同僚、「そういえば落合さんのお店で会社の飲み会を開いたよ。おいしくてボリュームもあって、それでいてそこまで高くなくて、いい店だった。みんな大満足」と教えてくれた。以来、このお店に行ってみることが、私のやりたいことにリスト入りしたのです。

いざ予約

時を戻して現在へ。
お店を訪問したのは5月初旬。妊娠19週目でした。

予約を入れたのはその1か月前。公式サイトで簡単に取れました。その時はつわりで絶不調で、「つわりが終わったら、乗り越えたご褒美としてこのお店に行きたい」とベッドでうなりながら夫にアピール、さらに結婚記念という大義名分も加えて予約しました。

19週目はどんな状態かというと、つわりの後遺症(?)で胃袋のサイズが完全には戻りきっていなかったけれど、妊娠前の8~9割ほどには回復。ご褒美ランチには悪くないタイミングでした。

当日のメニュー

妊娠中、イタリアンに行く心配ごとは、生ハム、サラミ、そしてナチュラルチーズ。
これらはお寿司同様、NGフードです。

事前によくメニューを見て「いける」と判断し、当日は下の写真のようなチョイスにしました。

火が通っているものばかりなので、なかなかボリュームあるコースに仕上がりました。
でもパスタの量が抑えめだったので、デザートも含めて残さず食べられました。

前菜:モッツァレラチーズ、トマトソース入り目玉焼き トリュフ風味。
お店の方が「通常は半熟卵ですが、心配でしたら固くもできますよ」と提案してくれたけれど、食欲に負けて半熟卵のまま出してもらいました。トリュフの香りが豊か!トマトソースも濃厚。
パスタ:牛ホホ肉 赤ワインソースのリガトーニ
赤ワインソースにトリュフの香り。深みのあるソースにうなるしかない。今回一番感動した味。
メイン:秀味豚のカツレツ トマトとルーコラのサラダ添え
あのレシピ本に載っていた料理が目の前に。その柔らかさに驚き。普段は苦手な脂身もしつこくない。

夫は、魚のカルパッチョ、ゴルゴンゾーラチーズのペンネ、仔羊の香草グリルと、わが家の食卓にはまず上がらないものを選び、久しぶりの欧州の味に感動していました。
夫も楽しんでくれていたようで、ここにしてよかったです。

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この記事を書いた人

1982年生まれ、A型。会社員。2014年よりドイツに3年半、マレーシアに2年半、駐在員として海外で働く。2020年10月、コロナ禍の中、本帰国。現在はドイツ人の夫、2021年生まれの娘と、都内で三人暮らし。
趣味は朝ヨガ。好きな食べ物はダークチョコレート。

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