38歳で妊娠、出産。
高齢出産にあたることからNICUがあり、加えて無痛分娩、近所の3拍子がそろった順天堂医院で出産しました。出産当日の様子はこちら。
今回の記事では、多数室での入院の様子について書いていきます。個室か大部屋か検討中の方、出産をイメージトレーニング中の方のご参考になれば幸いです。
産科病棟フロアマップを参照の上、読み進めていただけると、さらにイメージしやすいかもしれません。
私が入院した部屋
定員4名の多数室で、6102号室でした。
差額ベッド代なしで、テレビが見たければ有料のカード購入が必要な、最安のお部屋です。
この部屋にした理由
①出産費用を少しでも抑えたかったから。
麻酔を打つと+15万円かかります。麻酔か個室か。私には麻酔のほうが価値がありました。
②周りに人がいるのが、それほど苦ではないから。
逆にだれかがいるほうが、お友達になれなくても、皆がんばっている様子が見えて、安心できる気がしました。
入院期間
2021年9月17日(金)出産 午前1時ごろ入院
2021年9月21日(火)退院 朝食をいただき11時ごろ退院
母子ともに健康な場合、出産日を含めて5日の入院期間となります。
出産直後の、夜の過ごし方
順天堂は母子同室が基本ではあるものの、初日は回復を優先して、子どもは預かってもえらえました。しかし夜中は、同室の赤ちゃんがよく泣いていたため何度も目を覚ましました。そして、それよりつらかったのは携帯のアラーム音です。アラームを設定したままベッドを離れた産婦さんがいたようで、アラームが10分以上鳴りっぱなしでした。3時間おきに起きて授乳できるようにしていたのだなと理解できるのですが、出産を終えたばかりの私には、とても長く感じた10分でした。大部屋では、携帯はくれぐれもマナーモードにしましょう。
音といえばもうひとつ。部屋のドアの音が気になりました。3時間おきにミルクを外に取りにいかなくてはならなかったり、周りに気をつかって、泣き始めた赤ちゃんを連れて部屋を出たりなど、消灯後もどうしても出入りが多く、そのたびにドアがバタンバタンと鳴るのです。音に気がついた産婦さんは、ドアを静かに閉めてくれますが、気にしない人のほうが多いようでした。私は最初の数日間は、ドア側のベッドで寝ていましたので、特に気になりました。数日後、窓側のベッドが空いたタイミングで、場所を移らせてもらいました。
翌日
翌朝5時半頃、目が覚めました。全身が痛くて動かない。特におなか、おしりが筋肉痛。その上、尿道の3針縫ったところもチクチク痛みます。朝食にはまだ早かったため、温かいお茶を入れて空腹を紛らわしました。また、ベッドから窓が見えないため、デイルームに出て、大きな窓から明るい外を眺めていました。
赤ちゃんとの生活
3時間おきに授乳します。連れさり防止のため、シャワー、トイレ、電話、コンビニなど、赤ちゃんのそばにいられない場合は、必ず新生児室に赤ちゃんを預けるルールです。何をするにも毎度新生児室に立ち寄ることになるため、四六時中、病棟内をうろついていました。大部屋ではなく個室にしていたら、この手間はなかったのでしょうか。歩かなくてはならない分を休養に充てられるのであれば個室も十分価値があるなと、途中から思っていました。
食事
30分程度のばらつきはありますが、だいたい8時ごろ、12時ごろ、18時ごろに運ばれてきます。
食事の内容は、別の記事でご紹介します。
シャワー室
朝8時半から16時まで使えます。皆、授乳の合間をぬって利用します。午後はまあまあ混む傾向にあるため、私は朝食後に利用していました。
パントリー(給湯室)
スタッフの方に声をかけて、鍵を開けてもらって利用します。いつでも熱湯が手に入ります。私は朝起きたらまずコーヒー(※デカフェ)という人間ですので、毎日利用しました。家からもってきた保温水筒にお湯を入れ、ベッドに戻って好きなお茶を入れたりもしました。
無料wi-fi
病棟の廊下に、パスワードが貼ってあります。速度も問題なく使うことができました。
電話ボックス
ベッドで通話はできません。部屋の外に、21時まで電話ができるブースがあります。ただフロア全体で一人しか利用できないため、だいたいだれかがいました。その場合は、夜間も使える別の場所まで歩いていきました。
もともとじっとしていられない性格ということもあり、トイレに立ったり、お湯を取りに行ったり、電話しに行ったり、果ては地下のコンビニまで出かけたり、と病院内をやたら歩いていました。ベッドに戻ったら、ただひたすらに寝るか、食事するかしていました。じっとできない私には、大部屋で問題なかったかと思います。ベッドどうしはカーテンで常時仕切られており、プライバシーはよく守られていたと思います。入院中にしっかり休みたい方、トイレなど自分専用のものがほしい人は個室がおすすめかと思います。
ご参考になれば幸いです。
続きはこちら⇒順天堂でのお産③食事