こんにちは。今回は私のミニマリスト志向について書きたいと思います。
私は、厳格なミニマリストではないものの、持ち物はなるべく少なくしたいと思っています。
そう思うに至った経験について、ご紹介します。
「6年で3回の引っ越し」から得たこと
・2014年、日本からドイツへ
・2018年、ドイツからマレーシアへ
・2020年、マレーシアから日本へ
この頻繁な引っ越し経験が、私のモノへの価値観を決定的にしたことは間違いありません。
国をまたぐ引っ越しでは、国内の引っ越しとは別の作業が必要です。
・航空便か、船便か、スーツケースに入れて手で運ぶか。モノによって振り分ける
・保険をかけるために、すべての荷物とその価値(金額)を記載したリストを作る
引っ越しは、荷物が多ければ多いほど時間がかかります。
無事に引っ越した先では、使い終わった山のようなダンボールや緩衝材の廃棄もします。
中身に破損があれば、運送会社に連絡し、壊れたモノ相当分のお金を振り込んでもらうこともあります。
ダンボールから出したら、今度は収納していきます。
収納場所がなければ、新居の広さに合わせて棚などを購入します。
私はもともと持ち物が多くはありませんでしたが、一連の作業を繰り返すたびに「このようなことに時間を割きたくない。もっと身軽になりたい」と思うようになりました。
コートをクリーニングに出して気づいた、モノの管理コスト
日本に本帰国してから、次のような経験もありました。
冬が終わると、コートをクリーニングに出しますよね。
その年、私はDuveticaのダウンコートと、MaxMaraのマニュエラコートを所有していました。
クリーニング代は1万円超え。毎年これを払うのか?「いや、もったいない」と思いました。
真冬にダウンコートは必須だと思い込んでいましたが、実は、東京はあまり寒くない。
1着にしぼることで、クローゼットの空間も、お財布にも、余裕が出る。
結果、私はダウンコートを手放しました。その冬、外出時に寒さに困るということはありませんでした。
ちなみに、モノを手放すことについては、以下のようなエピソードもあります。
強制的にミニマリストになった話
マレーシアは常夏の国。気温は通年28〜36℃、湿度は70%程度です。
ここでの2年半の間に、ドイツ駐在時代に買った靴、洋服(秋冬モノ)、一部書籍は、ほぼカビと虫の餌食になりました。
損失額は計算したくない。ドイツで愛用していたTod’sのショートブーツ5足もやられてショックでしたが、2012年のロンドン旅行で買い、自分の結婚式でも履いたJimmy Chooのパンプスが変色してサヨナラしたのは一番泣けました。
日頃から使うもの以外はもたない。そしてモノは使わなければ意味がない(し、保管していても劣化する)。マレーシアで大いに学びました。
ということで、過酷な温度・湿度の環境下で生き残った少数精鋭を連れて本帰国したのでした。
このような経験を経て、ミニマリスト志向の私ができあがりました。
現在もリバウンドすることなく、モノは比較的少なめです。このブログでも、いつか愛用品を紹介していきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。