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40代ミニマリストがたどり着いた、服選び10の基準

20代の頃は、流行を追うことに多くの時間とお金を使っていました。
雑誌を読んでは、ウィンドーショッピング。
多くの店をはしごして、ようやく一着を選ぶ。そんな週末を過ごしていました。

ところが30代でドイツに住み、その価値観は激変。
街の人たちは流行関係なく、定番の服を堂々と着ていました。
典型的なのが、ヒールは履かずにスニーカー、それにレザージャケットとジーンズで颯爽と歩く姿。
衝撃的でした。

ドイツのお店に並ぶ服が私の体型になかなか合わずそもそも買える服が少ないこともあって(どれも胴と腕が長すぎてしまう)、私の服はみるみるうちにシンプルになり、気づけば「ハイゲージのニット、スキニージーンズ、Tod’sのショートブーツ」がマイ定番になりました。
それぞれ4点程度を持ち、着まわす暮らしでした。

その後、マレーシアへ転勤という辞令が出ます。
今度は常夏の国。ここでも街の人たちは実に自然体。というか暑いので、自然と服装が絞られる。
今度は、惜しみなく洗濯機に入れられる「Tシャツとスキニーパンツ」が私の制服になりました。
ここでも、同じ型の色違いを数枚ずつそろえただけのクローゼットでした。

自分にとって心底、心地よく、ついクローゼットから選び取ってしまう服とは何なのか。

本記事では、過去の経験からたどり着いた私の服選びの基準を10個、まとめてご紹介します。

目次

1. 流行を追わない

ショップに並ぶアイテムは、自然とその時代の流行を反映しています。私が無理にトレンドを追いかけなくても、「今っぽさ」は適度に取り込める。インスタグラムなどで情報収集もしなくなりました。

2. 自分の体に合う

着心地とシルエットは超重視します。
ゆえに、店頭での試着は必須。どんな価格のものでも、試着を飛び越して買うことはありません。
試着中は、着ていて窮屈でないか、肩の凝る重さではないかも注意深く確認します。

3. 仕事で通用するきちんと感

私の基本アイテムは以下の通りです。

・白Tシャツ
・パンツ
・テーラードジャケット
・スニーカー

特に白Tシャツは1年通して必須アイテムで、これをベースに全体を構築していきます。オンオフ問わず着られるものをなるべく選びます。
テーラードジャケットは、仕事の日はもちろん、休日もリラックス感のある素材のものを着ます。
レースやリボンなど甘いディテールは避けます。

4. 色は絞る(白・黒・青・赤・金)

色を統一すると、抜群に着回ししやすくなります。
私は「黒」を選んだので、以来、「茶」「紺」をなるべくクローゼットに迎え入れない努力をしています。
これがなかなか試練で、世の中には素敵なネイビー色のアイテムが山ほどあるので、ついつい買いたくなってしまうところを、ぐっと抑えています。

5. 洗濯できるものに限る

ジャケット以外は「自宅で洗えること」。
アイロンはかけません。かけなくても整う素材を選びます。
靴も同じ考えで、手入れの大変なアイテムは買いません。

6. 軽さは正義

持ち物が重ければ、それがそのままフットワークを重くします。
どうも、動くのが面倒になってしまうのです。
だからこそ「モノには足を引っ張られまい」と強く思うようになりました。
旅や出張が多いなら、あるいは、旅や出張の多い人生にしたいなら、軽くて持ち運びが容易なアイテムを。

7. 天然素材をなるべく選ぶ(特にコットン、ウール)

肌着はコットンかウールの多い素材を着用しています。
化繊メインだとどうもかゆみを感じてしまうためです。

肌着のみならずニットやパンツについても、天然素材の肌触りや見た目が好きですね。

8. ニットと白Tは毎年買い替えを前提に

私にとって必須アイテムの白Tシャツ。黄ばみや首回りの劣化は宿命です。
そして、冬場に好んで着るハイゲージニット。こちらの難点は、毛玉ができること。

1点のお気に入りを長く使い続ける美学も理解する一方で、
清潔感や、仕事で通用する「きちんと感」を得るために、ここは割り切って、1年で着倒す前提で、手頃なものを購入しています。

9. ハイブランドにこそ注意を払う

大きなロゴがあるアイテムは選びません。アクセントになりすぎるからです。
高いものほど高品質・長く使えるとは限らないのも事実です。
むしろ繊細な素材や作り方をしているので、あっという間に傷みが目立つようになったり。
一世を風靡したあこがれのバッグが、いつしか時代遅れになっていたり。
清水の舞台から飛び降りる思いで買った某ブランドのネックレスが、年齢とともに似合わなくなってきたり。

数々の失敗から、「一生モノは存在しない」という考えに落ち着いています。

10. ヒールは履かない

20代の私は、ハイヒール一択。ピンヒールのポインテッドトゥ一筋でした。

ですが、ドイツでハイヒールを履く人がほぼおらず
「地元に溶け込む服装をして、スリの標的にならないように」
「いざ何者かに絡まれたらいつでも走れるように」などの防犯意識も重なって、ヒールの高くないショートブーツを愛用するように。

以来、ドイツを去っても、ヒールはもう履いていません。
ローヒールやスニーカーで、たくさん歩けることを優先。
外反母趾の進行を防げますし、日常生活そのものが、よい運動になっています。

おわりに

私にとって服は「無理なく自分を支える道具」。
過去の数々の失敗と海外生活を通じて見つけた、自分のスタイル。

まだまだ失敗は繰り返していますが、これからもこの基準を軸に、自分にちょうどいい一軍集団を作っていきます。
具体的なお気に入りアイテムや失敗体験についても、今後書いていきますね。

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この記事を書いた人

1982年生まれ、A型。会社員。2014年よりドイツに3年半、マレーシアに2年半、駐在員として海外で働く。2020年10月、コロナ禍の中、本帰国。現在はドイツ人の夫、2021年生まれの娘と、都内で三人暮らし。
趣味は朝ヨガ。好きな食べ物はダークチョコレート。

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