不要品の処分。これは帰国したら絶対にやろうと思っていました。
2014年、日本からドイツへ。(段ボール6箱、単身)
3年半後、ドイツからマレーシアへ。(段ボール10箱、単身)
2年半後、マレーシアから日本へ。(段ボール17箱、2人分)
周りに言わせればこれでも荷物はかなり少ないそうですが、約3年に1回の引っ越しで「荷物は少なければ少ないほどよい」が信条に。荷ほどきのめんどくささは言わずもがな、大して使わないもののために置き場所を考え、収納を確保するのもなんだかなあ、と思えてきた。
私の場合、特に食器類が困りものだった。似たサイズのお皿を複数枚持っていたり、いただきもので使わないままのカップもある。料理に合わせて食器を使いわける性格でもない(できれば毎食、お気に入りのお皿で、ワンプレートで済ませたい)。それでいて、ほぼ手ぶらでドイツに赴任したがゆえに、現地で買った食器類は、日本で売れば必ず買い手がつくヨーロッパの有名ブランドのもの。
ちょっと面倒だけど、これは日本にいったん全部持って帰って売却してみよう。
そこで試してみようと思ったのがメルカリ。
なぜメルカリをやろうと思ったか
・引っ越しの荷造り、荷開きに嫌気がさした。荷物は少ないほどよい
・少数精鋭で生活が成り立ち、使っていないモノがまあまああった
・しかもそれらは捨てるには惜しいブランド物で、日本なら買い手がつくと思った
・自分が日本にいた頃にはなかった新しいサービスを試してみたい
実際に売ったもの
食器、雑貨、書籍、衣類。
結果
手数料、送料を差し引いて、全部で9万円ほどの収入になりました。
プチプチや食器を包むわら半紙は本帰国の船便で使われたものを保管しておいたので、梱包材のコストもかかりませんでした。
やってみて気づいたこと
①食器類
私が一番処分したかった食器類は、ル・クルーゼなど有名ブランド品は買い手がつきやすかったけれども、とにかく割れないよう厳重に、梱包に気を遣いました。自然と大きな包みになるため送料が高くなりがちです。
②書籍
すぐ読んで売るがよし。特に話題の書籍は別のECサイトで買ったり、メルカリで買ったりして、すぐ読んで、すぐメルカリに出品してみました。書籍も食器同様、比較的高値で取引され、この方法で実質200円で読めたものもあったので、電子書籍よりお得だなと気づいたり。そしてなにより、書籍は発送しやすい!
③雑貨類
中には買った時より高く売れたものもありました。なんといっても、ドイツ駐在時にヨーロッパの価格で、かつセールで購入できたものもあり、それを日本の正規品をやや下回る価格設定にすれば、買った値段より高く売れるということも本当にあり得ます。特に北欧ブランドなどは人気ですし。
④取引相手
私はメルカリで「1円でも多く稼ごう」とは思っておらず、目的は、私にとっては使わないものを、必要としている人の手に渡すこと。だから極端な価格設定はしてきませんでした。それでも「50円引いてほしい」「何百円引いてほしい」と、あいさつ代わりに試す人はどうしても現れるのだと学びました。そしてその時は、丁寧にお断りすればよいだけということも。自分が、状態のよいものを適度な価格で出している自信があるから、買い手はいつか現れると思っていましたし、事実それらは結局、提示した価格のまま売れていきました。あせって売る必要はない。一番最初に問い合わせをくれた方のためにコミュニケーションコストを費やし、値引きに対応し、商品情報の編集に時間をかける義務はなく、お互いの条件が一致した、たった一人と取引できさえすればよいのです。そんな自分の商売スタイルにも気がついたりと、なかなかおもしろい経験でした。
その後
家の中がスッキリし、手放したモノたちがだれかに使ってもらえているという幸せ感。とはいっても、処分するにも、メルカリに払う手数料10%に加えて、出品のために写真を撮ったり情報を入力したりする時間、梱包、コンビニに持ち込む手間などの労力が伴うことも、身をもって体感。今後は、よほどのことでなければモノは買わないようにしよう。そして買う場合にはじっくり考えよう。
・そのモノが本当に好き?
・本当に使う?
・そのモノの行く末は?(一生もの?のちのち売れるもの?それとも使い倒して捨てる予定?)
まとめ
一番最初の取引こそ緊張したものの、その後は順調に慣れ、不要品を手放せて気分スッキリ。部屋もスッキリ。やってよかった。
でも、そもそもメルカリだって手数料10%+その他の労力を伴い、決してお得ではない。
大切なのは、モノをむやみに増やさないこと。
5年後にドイツに引っ越すことを考えて、今後も少数精鋭のモノで生活し、ムダにモノを増やさないようにしよう。
最後に(招待コード)
これからメルカリを始める方へ、会員登録時に招待コードを入力するとお互いに500ポイントが入るそうです。もし周りに招待してくれる方がいなかったら、こちらをご自由にご使用いただければ幸いです。
招待コード:RPARHJ