最近、海外赴任が決まった友人が「海外生活でのおすすめの持ち物」を尋ねてくれました。
よい機会ですので私の意見を当ブログでまとめたいと思います。私はドイツとマレーシアにいました(国により事情は異なるので滞在国を言います)。その経験をもとに語ります。
和食器
・箸
・お茶碗
・汁椀
・ラーメン鉢、どんぶり
現地で手に入りにくいのはこのあたりでしょうか。ドイツに行くなら、食洗器対応だと安心です。
日本でまったく料理をしなかった私は、ドイツでも基本外食で済ませようと思っていました。しかしドイツで日常的に外食をするのは難しい。(一人でレストランに入る習慣が現地にない。外食すると1回2千円以上かかる。店で出される量が多いため、続けていたら確実に太る。)
いざ自炊が必要となったとき、私はお茶碗も、汁椀も、包丁も持っておらず困りました。
Staubの鍋を買って炊飯し、しゃもじの代わりに木べらを使ったところ、木べらにご飯がくっついて仕方なく、しゃもじの偉大さを身をもって知りました。
キッチンラップ
日本のラップは食器にピタッとはりつき秀逸です。私は緑のサランラップ1本と、現地でラップを節約するために、ぶたチンを持っていました。ごはん冷凍保存容器もラップ節約に貢献してくれました。
下着
現地で手に入らないということはまずないものの、お気に入りのメーカーがあるなら、日本で一通り準備してもよいと思います。私は、長年愛用していたワコールで5本ほど買いました。丁寧な接客を受けながら高品質な下着を選べるのは日本ならではだと思っています。
整髪料
まだ日本で勤務していた時、海外出張があると、私は現地の駐在員に「日本からのお土産希望」を聞いていました。その時、男性駐在員に何度か頼まれたのが整髪料でした。
お湯で落ちるマスカラ、石鹸で落ちる日焼け止め
海外では最低限のメイクで済ませていました。(ドイツでもマレーシアでも、会社に行くためにバッチリメイクする人なんていませんでした。)
加えて出張や旅行の多かった私は、荷物を減らすためにこのような化粧品を選んでいました。(クレンジングオイルは液体。飛行機移動で液体は減らしたい。)
お湯で落ちるマスカラは現地で見つけにくい場合もあるので、日本で1、2本買ってもよいと思います。
携帯用歯ブラシセット
これも、「日本からのお土産リクエスト」を現地駐在員に尋ねたときに頼まれたことがあります。
欧州では、多くのホテルでアメニティはついていません。出張の多い欧州の駐在員には必須アイテムのようです。私は最初こそ歯ブラシセットを使っていましたが、駐在生活後半は、家で使っている歯ブラシをビニール袋に突っ込んでスーツケースに入れていました。
蛇足ですが、欧州のホテルにはスリッパもないので、私はいつもビーサンをスーツケースに入れて、スリッパ代わりにしていました。汚れが気になれば洗ってまたすぐ履けます。これは海外出張者・旅行者全員におすすめしたいです。
スリッパ
日本なら、豊富な種類の中から、比較的安価に手に入れやすいかと思いますが海外ではそうはいきません。来客用に何足か持っておいてもよいかと思います。
私は、自分用のスリッパは持たずに、現地でビルケンシュトックのサンダルを買い、それを室内履きとしていました。
生理用ナプキン
日本のナプキンは、長さや吸収力が秀逸です。
日中は、気がついたときにいつでも取り替えられるため現地のナプキンで問題ありませんが、お気に入りの夜用があれば1パック持っていってもよいかと思います。
逆にいらないもの:服と靴
服と靴は最低限でOK。現地入りする季節に合わせた服だけでよいほど。衣類は基本、現地調達をおすすめします。そのほうが現地になじめるから。例えば東京では7cmヒールのパンプスを履いてオシャレを楽しむこともありますが、ドイツで日ごろからハイヒールを履く女性はほとんどおらず、あっても、走れる程度の高さ・太さのヒールの革靴や、スニーカーの人が多いです。ファッションのテイストも東京と大きく違います。
ただし、ヒートテックや気の利いたフットカバーなど、使うことが既にわかっていて、かつ気に入っているものは持って行ってよいと思います。
まとめ
いかがでしょうか。電子辞書アプリ、緑茶、本、当面の現地のお金などではなく、見落としがちなアイテムを中心にご紹介しました。以上、海外赴任準備のお役に立てれば幸いです。