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2022年、赤ちゃん連れドイツ帰省③出発当日

2022年夏。コロナ禍の中、3年ぶりにドイツのデュッセルドルフに行きました。
夫はドイツ出張で一足先に出発し、出張終了のタイミングに合わせて母子2人で追っかけ渡航。
空港では自分のベビーカーをいつまで使えるのか?
早めに空港に着くべきか?
現地の空港でサポートはしてもらえるのか?
赤ちゃんとの旅では、これまでと違った疑問が湧くことと思います。
今回のブログでは、出発当日の様子をご紹介します。

目次

自宅から搭乗まで

4:30 起床。
5:20 娘を起こし、授乳、着替え。手配していたタクシーに乗る。
6:05 京成上野駅着。
6:20 スカイライナーで出発。乗車中に、娘に朝食を食べさせた。
7:05 空港第2ビル駅着。赤ちゃん連れは事前のウェブチェックインができない。そのため、カウンターに並んで手続をした。列はあったものの流れは悪くなく、10分かからずカウンターにたどりついた。しかし、カウンターでの手続に20分近く要した。理由は、①JAL手ぶら宅配サービスを利用していたこと、②ドイツ鉄道つきの航空券だったこと、③自分のベビーカーを搭乗ギリギリまで使わせてもらうための手続。①②については地上係員の経験があまりなく時間がかかったと、説明を受けた。
ベビーカーは搭乗口ギリギリまで使わせてもらえた。自分のベビーカーを搭乗まで使えるかは、その時々で変わるらしい。
9:15 フライト。出国審査の行列で時間がかかり、急いでオムツ替えをして自分のトイレも済ませると、もう搭乗時刻。赤ちゃん連れは一番最初に搭乗する。時間に余裕はまったくなかった。
搭乗直前にベビーカーをバタバタと係員に預け、スーツケースから抱っこひもを取り出す間もなく、右腕に赤ちゃんを抱え、左腕に手荷物を引っ提げ、かつ30Lのスーツケースを引きながら機体に移動した。機体までは建物がゆるやかな下り坂でスーツケースの操作が難しく、立ち往生してしまった。途中で係の方が気づいて荷物を引いてくれたけれども、赤ちゃん連れの優先搭乗、基本は「自力でどうぞ」なのだと思った。

ウクライナ侵攻によりロシア上空を使えない影響で飛行時間は15時間半と聞いていたが、日によって微妙に変わるらしく、この日は運よく14時間半のフライトとなった。

着陸後

フランクフルト着。飛行機に乗る時の苦労があったので、降りるときは抱っこひもを使った。飛行機から出ると、JAL地上係員の女性が迎えてくれ、ベビーカーが飛行機から出てくるまでその場で待つように言われた。他の乗客が続々と降機し、先へ進んでいく。私たちは最後になり、搭乗口がしんとした。その後、見慣れたベビーカーが出てきた。その間、10分程度だったか。

その後は速かった。係の女性は私の30Lのスーツケースを引き、私はベビーカーを押して一緒に歩いた。入国審査に着くと、赤ちゃん連れを理由に、待ち時間なしの窓口に誘導してもらえた。先ほど背中を見送った他の乗客たちに、今度は私たちが見送られ、ドイツの赤ちゃん優遇精神をさっそく享受することとなった。成田の出国審査でずいぶん並んだので、ありがたさも2倍に感じた。入国審査中も、係の女性がそばについていてくれた。
続いて、預けていた90Lのスーツケース2つがターンテーブルから出てくると、私に代わって係の方が引き上げてくださり、空港のカートの借り方も教えてくださった。そしてスーツケース3つが乗った重いカートを押して、出口まで一緒に行ってくださった。
係の方によれば、飛行機の混み具合や、トラブルの有無などで、ここまで対応できないこともあるとのこと。今日はトラブルなどなく、非常にラッキーなケースとなった。

到着ゲートにて夫に再会。係の方の案内はここまで。本当に助かった。

空港からホテルまで

この日はデュッセルドルフまで移動せず、フランクフルト空港すぐそばのシュタイゲンベルガーエアポートホテルに泊まる。1泊120ユーロほどと、空港ホテルとしては良心的。無料のシャトルバスがあることが宿泊の決め手となった。

しかし空港からホテルまでの行き方がわからず、疲れのあまり時間もかけたくなく、タクシーを拾うことにした。そこで次の問題にぶち当たる。90Lのスーツケース2つ、30Lのスーツケース1つ、ベビーカー、赤ちゃん(=要チャイルドシート)という条件のため、大型タクシーを捕まえなくてはならず、10分ほど費やした。普通のタクシー乗り場で並んでいても、条件に合うタクシーは永遠に来なさそう。「あなたたちは乗せられない。次を待って」と言われ、私たちの後ろに並んでいた身軽な乗客たちにどんどんタクシーを譲ることになった。困っていたら、タクシー運転手が「あっちのタクシー乗り場には大きいタクシーがくるよ。チャイルドシート対応のも来るんじゃないかな」と教えてくれた。なるほど、そういうすみ分けがあるのか。
タクシー乗り場を変更して待つこと数分。旅が始まってからほぼ1日が経とうとしており疲れもピーク、なかなかホテルに到着しない段取りの悪さにイライラする私。やってきた大型タクシーの運転手に夫が話して、ごく近距離だったためチャイルドシートなしでも乗らせてくれることになった。タクシー代はチップ込みで10ユーロ。

ホテルに着いてから

ようやくホテル着。一足先に着いた夫がチェックインを済ませてくれていたので、部屋に直行できてありがたかった。(先にホテルにいたなら、空港からホテルまでの移動手段もスタッフに確認しておいてよ、と文句を言うのはやめた。)部屋に入ると、愛してやまない炭酸水Gerolsteinerとドイツのポテトチップスを買っておいてくれていた。こういうところはさすが夫。
予約時にベビーベッドを希望していたため、娘の寝る場所もばっちり。
お風呂はシャワーブースのみで湯舟はなし。夫が娘を抱きかかえ、私が娘の体を洗った。その後、ベッドに寝かせるとすぐに寝ついた。小さな体でこの大きな旅をよくがんばってくれた。娘は既に想像以上にたくましい。じんとしながら私も眠りについた。

翌朝

赤ちゃんのいる旅なので無理はしないというのが、私たちの今回の旅の決めごとだった。朝食はホテルのブッフェで済ませた。その後、部屋でリラックスしながら、フランクフルト空港からデュッセルドルフ中央駅までの電車のチケットを選んだ。ドイツ鉄道つきの航空券だったので、指定のウェブページで乗車時刻を選ぶだけだった。このチケットは、現地到着後24時間以内なら好きな時間を選べる。この柔軟性はありがたい。おかげで時間に追われることなくベッドでくつろげた。
ホテルをチェックアウトすると、目の前にちょうど空港ゆきのシャトルバスが停まっていた。
飛び乗ると、ものの数分でターミナルに到着した。
ICE(ドイツの特急電車)は混んでいて、指定席券を持っていないことを後悔した。夫は1時間半を立って過ごした。私は娘を抱っこひもで抱いていたので、周りの複数の乗客が「あなた、こっちに座りなよ」と声をかけてくれた。目の前に座っていたおばあさんが「かわいいわね。いま何歳?」と声をかけてくれた。

デュッセルドルフに着いてからは、夫があらかじめ買っておいてくれた9ユーロチケット(2022年6~8月、ガソリン価格急上昇の対応策として特別に販売された。1か月9ユーロでローカル線の交通機関に乗り放題というチケット)で路面電車に乗ってホテルに到着した。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんとの海外旅行のイメージが伝わり、準備のお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

1982年生まれ、A型。会社員。2014年よりドイツに3年半、マレーシアに2年半、駐在員として海外で働く。2020年10月、コロナ禍の中、本帰国。現在はドイツ人の夫、2021年生まれの娘と、都内で三人暮らし。
趣味は朝ヨガ。好きな食べ物はダークチョコレート。

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