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2022年、赤ちゃん連れドイツ帰省②一度も泣かなかった赤ちゃんと、国際線に持ち込んだアイテム

2022年夏。3年ぶりにドイツのデュッセルドルフに行きました。
生後10か月の我が子との飛行機旅も初めてです。初めてづくしでただでさえ心配なところに、通常より約2時間長い、片道およそ15時間の空の旅をすることになりました。(理由はウクライナ戦争。ロシア上空が使えなくなったためです。)多少は割り切るとしても、あまり周りに迷惑にならないとよいな、と思っていました。
しかしそんな心配をよそに、娘はこの長いフライト(+成田までの道のりで、合計20時間弱の旅)で、なんと一度もギャン泣きしませんでした。これには驚きましたが、もともとあまり泣かない性格である上、適切な準備も一役買ったのではと思っています。
ということで今回は、旅を終えてみて、機内の持ち物で気づいたことをご紹介します。
条件:
・生後10か月の赤ちゃん連れ
・離乳食後期
・夏
・約15時間の飛行時間

目次

赤ちゃんの服

・長袖カーディガンを1枚
 機内はだいたい22~24度に設定されているようです。脱ぎ着しやすい服が一枚あると安心です。
・1日分の着替え
 ロストバゲージ対策で、1日分は余分に持ち込みました。
・おくるみ
 機内のブランケットで代用できました。機内に持ち込むかどうかは好みかと思います。

授乳ツール

・哺乳瓶4本
 仮に3時間おきにミルクを飲んだら?と我が家にある4本すべて機内に持ち込みました。
・粉ミルク 明治ほほえみ らくらくキューブ
 機内ではCAさんがミルクを作ってくれるので、お湯は持ち込む必要はありません。

離乳食

・離乳食…WAKODO GLOBAL 1食分120gと他社品より多めで、たくさん食べる娘に合っているためWAKODO GLOBALにしましたが、お好きな離乳食でよいと思います。CAさんに頼めば、温めてお皿にのせて出してもらえます。1回のフライトにつき2回分持っておくと安心です。理由は、赤ちゃん用の温かい機内食は1回しか出ないためです。また、その1回だけの温かい機内食が、我が子が食べられないということがあり得るからです。私の場合、帰路(ドイツ→成田)でハンバーグ、そのままの形のブロッコリー、茹でた皮つきのグリーンピースやとうもろこしが出されました。10か月の娘には食べられないものばかりでした。
また、温かい離乳食1回の他には、搭乗してすぐに、スナックが入った袋が渡されます。往路ではまさに公式サイトの写真のものが提供されました。娘は、バナナとひじきせんべいを食べました。しかし復路では、10か月の我が子が明らかに食べられない菓子パンやクッキーなどが入っていました。
復路の食事とスナックの内容については、その場でしっかりと意見を伝えました。JALの機内食の選択では「9カ月~2歳」と書かれているのに、どう考えても9カ月の子が食べられないものが出てくるのはおかしい。電車と違って飛行機は赤ちゃんも料金を払うのですから、食事まわりのサービスも見直してもらえたらと思うばかりです。少なくとも「9カ月から2歳」が同じ食事内容とは、幅が広すぎではないでしょうか。
残念ながらこのようなことが起こりましたので、長距離線では、念のため2回分の食事を持ち込んでおくとよいかと思います。

耳抜き対策

・赤ちゃん用のパウチジュース(1~2本)…babybio これを持ち込む目的は2つ。1つは耳抜き対策。着陸に向け高度を下げ始めたあたりから、20分ほどかけて、スプーンでゆっくりと飲ませました。もう1つはおもちゃとしてです。飲み終わった空のパッケージがよいおもちゃになります。

おもちゃ

おもちゃは3つだけ持って行きました。布絵本、ぬいぐるみ、歯がためを兼ねた木のおもちゃです。山ほど持って行く必要はないと思います。なぜなら身の回りのものがおもちゃの代わりを果たすから。例えば機内でもらえるペットボトル、紙コップ、スプーン。そして娘が、今回どのおもちゃよりも最も長く遊んでくれたのはなんと鮮やかな色のウェットティッシュのパッケージでした。

その他お役立ちアイテム

・マルチクリップ…Hoppetta 暗い機内でおもちゃを落としてしまわないように、マルチクリップがあると大変便利。おもちゃと赤ちゃんの服の裾をつなげたり、バシネットからおもちゃを吊り下げてゆらゆら見せて遊んだりしました。これとおくるみがあれば、サッと授乳ケープも作れます。現地ではこれとタオルハンカチで即席スタイを作って食事を与えることもありました。特にホッペッタのマルチクリップはしっかりとした作りで日本製。バッグの中でもすぐに見つけやすい色柄で気に入っています。長く使っていきたいと思っています。

おわりに

手荷物準備の際は、娘の最近好きなものや行動パターンを把握した上で、精鋭グッズを選びました。そして機内では娘の様子を観察し「そろそろミルクだな」「眠そうだな」など、適切なタイミングで世話をしました。また娘が起きている間はたくさん遊び、会話しました。事前準備は大切ですが、モノさえあれば大丈夫ではなく、基本はよく観察し、一緒の時間を楽しむことかと思います。
基本的に赤ちゃんは泣くもの。周りもわかっています。それに、みんなイヤホンをしていますので、実は自分が思うよりも大丈夫だったりします。私の場合は、ドイツ人の中年のご夫妻が、何度も娘にほほえみかけ、後ろの席から手を振ってくれたり、「かわいいね」と声をかけてくれたりしました。
JAL勤務の友人からも「いつもより2、3時間多くかかってしまうけど、ゆっくり楽しんでくださいな。何かあったら遠慮なくCAさんにお願いして!」とメッセージをもらいました。そうだよ、旅なんだから「周りに迷惑をかけたくない」と自分にストレスをかけすぎず、ゆっくり楽しむ気持ちも大切にしようと、スッと肩の力が抜けました。
こちらのブログに来られた方は、「赤ちゃんとの旅、いい方法ってあるのかな」と考えていらっしゃることと思います。私からお伝えしたいのは「親子初めての空の旅、楽しんできてくださいね」。
お役に立てば幸いです。

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この記事を書いた人

1982年生まれ、A型。会社員。2014年よりドイツに3年半、マレーシアに2年半、駐在員として海外で働く。2020年10月、コロナ禍の中、本帰国。現在はドイツ人の夫、2021年生まれの娘と、都内で三人暮らし。
趣味は朝ヨガ。好きな食べ物はダークチョコレート。

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